ふれあいコラム Vol.4「酒は愉しく飲むもの、戯れてはならぬ」

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 年末となって何かと忙しい日々が続く時期となりました。公私共に酒を飲む機会が増える事と思いまが、
酒で災いを招かぬようにしたいものです。
 昔から「酒と女と博打で身を滅ぼす。」と言われておりますが、特に酒では昔から 苦労が絶えなかったよ
うです。
 徒然草では友について、3人の良い友と7人の悪い友がいると定義しています。
  1. 対等な関係が困難な人
  2. 向う見ずな人
  3. 思いやりの無い人
  4. 酒好きな人
  5. 虚勢を張っている人
  6. 平気で嘘をつく人
  7. 何でも欲張る人
 身近なところで見渡してみると、ピッタリ当てはまる人がいるのではないでしょうか?問題の酒についても
徒然草の定義の中に「酒好きな人」として入っているではありませんか、いわゆるわけ酒癖の悪い人でしょ
うか?かといって避けられない関係にあったり、避けていても災い(=悪い友)の方からくっついてきたり、
相手に気付かれず簡単に避けることは難しいものです。厄介なのは当の本人が一番分かっていないこと
です。
 他人に避けられる「酒好きな人」にならない上手な酒飲みとなる方法はあるのか、調べてみたらありま
した。
  1. 笑いながら楽しく
  2. 自分のペースで
  3. 食べながら
  4. 自分の適量を
  5. 他人に無理強いしない
 この「5か条」と「酒は愉しく飲むもの、戯れてはならぬ。」(作家 永井龍男)の戒めを守って、楽しい年末を
お過ごしください。
                
 一年を締める月となりましたので、今までコラムに掲載したテーマを振り返り、だいぶ
硬い内容ばかりだったと反省しております。
 今回は反省を踏まえ、時節に合ったテーマとさせて頂きました。また来年もご愛読くだ
さい。
                                              (化石)