ふれあいコラム Vol.3「他の人のために灯火をともせば、我が前も明らかなる如し」

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 長引く景気低迷のなか社会も経済も暗く「納得の行かない人生だ、仕事が面白くない、やりがいのある仕事をしたい」
と思っている方はいませんか?
 人間的成長という面からは良い事ですが、問題はその理由です。漠然と仕事にやりがいを感じていない、不満だとい
うのであれば現状から逃避しているだけで、今、現在を一生懸命生きていないことになります。
 先人は教訓となる名言を残してます。「他の人のために灯火をともせば、我が前も明らかなる如し」(日蓮上人)・・・・
人の求めに応えることで、自らの道が開けるとの意味です。
 例えば「得意先」という言葉の由来ですが、相手の意向(求め)を先に得る(ニーズに応える)から得意先というそうで
すが、これを発展的に考えて行くと、求めに応じることで得意先ができ、得意先に認められ励みとなる。それによって得
意先のために考え行動することになり、新しい目標・課題ができ自主的に取り組むようになる。これが強みとなりキャリ
アアップにつながるという展開です。
 今、取り組んでいる仕事が「つらい」「つまらない」「やらされている」と感じていることが、自分を磨くため、鍛えるためと
気付いたいた時、仕事が楽しくなり、自分の価値を高めることになります。やはり「自分自身の心構え」次第です。