ふれあいコラム Vol.11「地産地消で暑さを乗り切ろう!」

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 夏ですねー。暑いですねー。「寒い、暑い、疲れた、忙しいは言うな!」と先輩方に言われ続けてきましたが、
この暑さには些か参りました。ちょっと外を歩いただけで汗だくです。こんなに暑い時は十分水分を摂らないと体
に変調を来たします。水分が汗となって体外に吹き出てしまい、おしっこの量が減り排出すべき老廃物が体内に
止まってしまいます。  
 この夏の暑さは農産物価格にも影響をもたらしています。市況を見ていますと、豚が暑さで死んだとか、食欲不
振で痩せたとか、その結果、豚肉が値上がりしたり、スーパーでは鶏卵の新鮮さを保てず仕入を抑えていると
か、果菜類の潤沢な入荷で値下がりが続いているなど大変な状況です。特に影響が心配されるのは米です。こ
の天候で今年は豊作予想が出ており、2000年の過剰在庫時の最安値まで値下がりしているようです。
   
 今年の暑さの原因は「赤道暖水」といわれています。赤道付近の南太平洋あたりに平年より0.3度高い暖水
域があって昇気流を発生させ、その西方のインドネシア付近で下降し、北方のフィリピン付近で再び勢力を増し
て上昇し、日本列島の南の太平洋上で下降する対流現象により、高気圧となって日本を覆っているというのが
専らの理屈です。
   
 理屈はともかく、この暑さを乗り切るために、国産の大豆を原料とした冷奴や枝豆、地元の野菜を肴に、冷たー
い国産ビールや純米冷酒をグイッとやって、健康管理に努め地産地消を推進しましょう。
   
                                                       (化石)